数あるクラシック使用曲の中で私が個人的におススメの曲やアーティストをジャンル問わず紹介していきます!
それぞれ個別に紹介している記事へのリンクを貼っています。視聴などはそちらからどうぞ!
藤澤ノリマサ「VOICE OF LOVE〜愛の力〜」
“ポップオペラ”を提唱するテノール歌手のデビューアルバム。アニソン風JPOPと野太いオペラ歌唱の「混ぜるな危険」なサウンドが唯一無二。個人的に超おススメのアルバム。せっかくクラシックを他ジャンルと混ぜるんだから、これくらいしても良いんじゃない??
藤澤ノリマサ「希望の歌 ~La speranza~」
「ポップオペラ」を謳うテノールシンガーの3rdアルバムは”踊れるクラシック”。個人的に大傑作です。
バッハ:カンタータ147番(主よ、人の望みの喜びよ)/島谷ひとみ「愛歌」
サビでの転調やシンコペーションの使用など、クラシカルJポップのお手本のような曲。
ベートーヴェン:交響曲第7番/Crystal Kay「こんなに近くで…」
原曲のエッセンスをほんのり散りばめたカバー。こういう引用の仕方もあるんだなぁと感心しました。
平原綾香「my Classics3」
クラシックカバーアルバム「マイ・クラシックス」シリーズの第3弾。3部作の集大成的サウンドに乗せて、「自分らしさ」と「季節の流れ」の2大テーマを執拗に描く、コンセプトアルバム。
スメタナ:モルダウ/さだまさし「男は大きな河になれ」
チェコのモルダウ川を、人生や音楽の歴史などになぞらえた、様々な解釈ができる曲。私はさだまさしの故郷である長崎の中島川や精霊流しを想起しました。
バッハ:チェンバロ協奏曲 第1番/サカナクション『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』
一見クラシカルではない曲ですが、しっかりクラシックの現代版解釈なんです。原曲のチェンバロ協奏曲もおススメ。
Yucca「masquerade」
ソプラノヴォイス×ドラマティックハードロックの激熱カバー”ロック・オペラ”アルバム。メタラーにもおススメ。
交響曲第8番「未完成」/X JAPAN「ART OF LIFE」
全30分に渡る、クラシカル・ロックの傑作。その全貌は「YOSHIKIとTOSHIのための協奏曲」と言える内容です。
グリーグ:《ペールギュント》より「山の魔王の宮殿にて」/ Vanila mood「THRILL -山の魔王の宮殿にて-」
女性4人組のクラシカルバンド。ポップでキュートだけど楽器隊の演奏はガチ。クラシカルJ-POPの隠れた名曲。
グリーグ:《ペール・ギュント》より「山の魔王の宮殿にて」/チャラン・ポ・ランタン「メビウスの行き止まり」
ボーカル&アコーディオンの姉妹ユニット。曲のテーマである”人が持つ二面性”を、「山の魔王の宮殿にて」を引用する事で表現しています。
ジ・エキセントリック・オペラ「PARADISO」
クラシック×テクノ×多重コーラスで独特の世界観を作り上げています。名盤。
クラシカロイド MUSIK Collection Vol.1
クラシックを大々的にフィーチャーしたNHKアニメの劇中歌集。布袋寅泰や浅倉大介、つんく♂など豪華メンバーによるクラシックカバー。全部で6枚アルバムがリリースされており、特にVol.1~3は名盤です。超おススメ。
ボロディン:だったん人の踊り/坂本真綾「THE GARDEN OF EVERYTHING 〜電気ロケットに君をつれて〜」
菅野よう子作曲の、クラシック×ドリルンベースのロマンティックなデュエット曲。百聞は一聴に如かずの名曲。
ビゼー:オペラ《カルメン》より「ハバネラ」/宮村優子「女のGo!」
「ハバネラ」の女性的恋愛観をヤンデレアニメヒロイン流に再構築したカバー曲。カップリングの戸川純&ヤプーズ戸田誠司によるニューエイジ風ポエトリーリーディング曲も凄いぞ。
月光・幻想即興曲・美しきパースの娘/Ceui「ベアトリーチェX事件」
クラシック曲3曲を引用した、全20分に渡る超大作。アニソン×クラシックの一つの頂点とも言える隠れた名曲。
バッハ:インベンション14番 / love solfege「protomimesis#14」
“クラシカルアートポップス”を掲げる日本の音楽ユニット。インベンションをアグレッシブなポップスに大胆アレンジ。おススメの一曲。
ショパン:幻想即興曲/-LostFairy-「狂気幻想グリムガルド」
同人音楽サークルの曲。Aメロの引用の仕方が独特で面白い。
イヤホンズ「ヨロコビノウタ」
全7曲のクラシック曲のメロディーから構成される楽曲。各旋律の繋ぎが、”転調や曲調の変化を次々繰り出すポップソング”的演出を果たしています。名曲です。
アイドルオーケストラRY’s(リィーズ)「アイオケ♪」
クラシック×アイドルがコンセプト。多くのクラシック曲を引用した名曲揃い。
ベートーヴェン:エリーゼのために/私立恵比寿中学「仮契約のシンデレラ」
ももいろクローバーZの妹分アイドルグループのメジャーデビュー曲。「エリーゼのために」のメロディがある明確な役割を果たしています。モチーフの使い方のお手本のような曲。
ドビュッシー:《ベルガマスク組曲》より「月の光」/乃木坂46「逃げ水」
ドビュッシーを引用したこの曲や、大ロンド形式の「君の名は希望」等、クラシック好きにお勧めの乃木坂46。
ドビュッシー:《ベルガマスク組曲》より「月の光」/tipToe.「blue moon.」
美しく不思議でミステリアスだけどちょっとエモい、そんな「月の光」とアイドルソングの融合に挑んだ曲。
ブラームス:交響曲第4番/創世記少女 -Genesis Girl-「Look alive!!」
”オーケストラ×Loud Rock”をテーマにした、名古屋発の2人組ユニット。第1楽章を大胆に引用した、6分半のシンフォプログレ×メロスピ曲。
ボレロ・カノン / 宮本笑里×solita 「東京 et 巴里」
TVアニメ「のだめカンタービレ」EDテーマ。おしゃれボサノヴァとクラシックバイオリンが殴り合いをしている中で、HIPHOP風トラックが仲裁に入っているような怪曲。おススメの一曲。
アニー・ハズラム「Still Life」
オーケストラ&ロックドラムで奏でるクラシックカバーアルバム。ヴォーカルの歌唱も素晴らしいです。名盤。
Trans-Siberian Orchestra「Beethoven’s Last Night」
アメリカのロックバンド。ベートーベンを始め多くのクラシック曲を使用した、全22曲の大作。幻の「交響曲第10番」の秘密に迫る(?)ストーリーアルバム。
ポップス好きにもロック好きにもメタラーにもアニメ好きにも薦められる、全方位型のクラシック・クロスオーヴァー作品。
Amaury Vassili「Una parte di me」
フランスのテノール歌手。ディズニー音楽×JPOPみたいな、大袈裟に盛り上げるオーケストラポップス。ダサい寸前のサウンドを歌唱力で無理矢理ねじ伏せる。藤澤ノリマサ好きにもおススメ。
eRa「Classics」
フランスのニューエイジ音楽ユニットのクラシックアレンジアルバム。クラシックに対して一般人が持っているであろう、「イマイチ盛り上がらずにダラダラ続く」「リズムが無い」「ヴォーカルがいない」といった不満点を解消したような作品。
Opera Babes「Beyond Imagination」
イギリスのクラシック・クロスオーヴァーデュオ。オペラ二重唱に多彩なアレンジを加えた、程良く個性的でバランスの良いクラシックカバーアルバム。
Natasha Morozova「Russian Enigma」
オーストラリアで活動するロシア人歌手が、ロシアのクラシック&民謡をカバー・引用したアルバム。ド派手なサウンド&哀愁メロディの、踊れるニューエイジ風打ち込みポップス。
Noa『Letters to Bach』
イスラエルの歌手。インベンションを中心に、バッハの楽曲を歌&ギターで再現した異色のアルバム。”バッハの曲だけを””あえてギターと歌のみで”録っている必然性が、しっかりと有ります。
https://classic-variations.com/
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調/アリシア・キーズ「karma」
2ndアルバム「THE DIARY OF ALICIA KEYS」収録。近代ブラックミュージック×クラシックの金字塔。超おススメ。歌詞もすごいぞ。
ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調「鐘」/ジョン・グラント「Pale Green Ghosts」
アメリカのシンガーソングライター。ラフマニノフの「鐘」にゴシカルなダンスビートを混ぜた、とても珍しい雰囲気の曲。病みつきになります。
サン=サーンス:『動物の謝肉祭』より「森の奥のかっこう」/Sevdaliza「Shahmaran」
オランダのシンガーソングライター。イランをルーツに持つ。ビョークやFKAツイッグスに中東の要素を加えたような曲。洞窟の奥に住んでいるイランの神話上の生き物「Sharmaran」と、「森の奥のカッコウ」を重ね合わせた曲。
ドビュッシー:2つのアラベスク 第1番/Panda Bear「Lonely Wanderer」
ヨーロッパやアメリカで活動する、ポルトガルのミュージシャン。ドビュッシーの不穏さや印象主義的な側面を更に強調したアレンジの、クラシカルポストロック的名曲。
カントルーブ:《オーベルニュの歌》より「バイレロ(羊飼いの歌)」/Opera Babes「Bailero」
イギリスのクロスオーヴァー女性デュオ。のどかな原曲が信じられないくらい変貌してしまったダーク・ニューエイジ。何をどう考えたらこんなカバーになるのだろうか。
サン=サーンス:歌劇《サムソンとデリラ》より「あなたの声に私の心は開く」/MUSE「I Belong To You」
イギリスの国民的ロックバンド。オペラのアリアを引用した曲。名曲です。おススメ。
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番/MORRISSEY「The Teachers Are Afraid Of The Pupils」
イギリスのレジェンドロックバンド、The Smithsヴォーカルのソロ。なぜモリッシーがショスタコーヴィチをサンプリングしているのか、曲の本質に迫ります。
プロコフィエフ:組曲《キージェ中尉》より「ロマンス」/スティング「Russians」
イギリスのロックバンド「ポリス」からソロデビューした歌手。冷戦に対するメッセージを、ロシア人であるプロコフィエフをカバーする事で表現した泣ける名曲。
グレゴリオ聖歌「怒りの日」「終祭誦」・交響曲第9番「新世界より」/After Crying「Nwc: New World Coming」「Paradise Lost」「Remote Control」
ハンガリーのバンド。時代が流転していく様を、グレゴリオ聖歌と《新世界より》の引用で勇壮&退廃的に表現した名曲。
シューマン:《詩人の恋》より 「美しい五月には」/GFRIEND「Summer Rain」
韓国の女性グループ。シューマンの歌曲の旋律のみを引用し、オリジナルの歌詞に含みを持たせている。趣のある引用。
ヴィヴァルディ:協奏曲集《四季》より「冬」/FTIsland「Missing U」
こちらは韓国のバンド。上手く「冬」を引用しています。
コンピレーションアルバム「The Rapsody Overture: Hip Hop Meets Classic」
アルバム1枚丸ごとクラシック曲の引用であり、オペラ歌手とのフィーチャリングが特色です。有名アーティストも揃っており、クラシック×ヒップホップで真っ先に勧めたい1枚。
Sweetbox「Classified」
クラシック×HIPHOP/R&Bのパイオニア的存在。ポップで聴きやすい。数多くのアルバムをリリースしていますが、一枚勧めるならコレ。
SYMPHOBIA/Noc-Turn
EDM×HIPHOP×クラシックの名盤。イマドキの音にアップデートされた、SweetboxプロデューサーGEOの最新作。
Robert de Boron+The Antidotes「Beat the Classics」
日本のトラックメイカーとアメリカのHIPHOPクルーの共作アルバム。クラシックとジャズとメジャー系邦楽HIPHOPと洋楽の良いとこ取りをしたような作風。とにかくオシャレでノリが良い。
レクイエム・新世界より/リュダクリス「Coming 2 America」
2曲をサンプリングし、メドレー形式で交互にループさせる曲。”アメリカ南部”出身であるというLudacrisの文化的背景が、この2曲を引用した背景に込められています。サウス・ヒップホップの名曲。
シューマン:交響曲第4番 / Jedi Mind Tricks「And So It Burns」
ド派手なオーケストラサウンドのおいしい所をそのままサンプリングしたトラックが超カッコいいです。
ベルリオーズ:《幻想交響曲》より「魔女の夜宴の夢」/Juelz Santana「The Second Coming」
アメリカのラッパー。グレゴリオ聖歌「怒りの日」のメロディを引用した部分をサンプリング。トラックがとにかくマジカッコいいです。
ショスタコーヴィチ『交響曲第7番「レニングラード」』/Peter Fox「Alles Neu」
メッセージ性の強いサンプリング曲。引用曲の背景と、アーティストの背景を知る事で曲への理解がより深まります。
プロコフィエフ:カンタータ《アレクサンドル・ネフスキー》より「氷上の戦い」/Nach Scratch「Rimas Invencibles」
スペインのラッパー。スペインのラッパー。よくぞこの部分を抽出してくれた、という感じの素晴らしいサンプリング曲。
ワーグナー:歌劇《ローエングリン》より「婚礼の合唱」/OUTKAST「Ms. Jackson」
アメリカのヒップホップデュオ。”破局した交際関係を振り返る”というシチュエーションを、「婚礼の合唱」を引用する事で表現している曲。
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 / Speaker Knockerz「Yo Racks」
19歳で亡くなったアメリカのラッパー。
有名な冒頭のバイオリンソロでは無く、他の部分をサンプリングしている珍しい曲。同アルバム収録のHIPHOP組曲「Rico Story」と合わせてどうぞ。
ショパン:24のプレリュード 第20番/Estelle「Changes is coming」
イギリスのラッパー/歌手。どシリアスなショパンの旋律をシンセでサンプリングした名曲。
リスト:交響詩「前奏曲(レ・プレリュード)」/ Killah Priest「Maccabean Revolt」
アメリカのラッパー。原曲の美しい上澄みを切り取り、ユダヤ教をテーマにしたリリックの世界観と合わせて神秘的な曲に仕上げています。名曲。
スメタナ:連作交響詩《わが祖国》より「モルダウ」/Down Low「The Moldau」
ドイツのHIPHOPデュオ。ドイツ方面から始まるモルダウ川の源流が、やがて大きな本流になる様をHIPHOPで再現した曲。
ヴィヴァルディ:四季/Vivaldi Metal Project 「The Four Seasons」
協奏曲集《四季》を前曲メタルアレンジしたアルバム。オリジナリティも加わり普通にシンフォニックメタルとしても聴ける名盤。
ベートーヴェン:運命・月光/ダーク・ムーア「The Moon」
スペインのシンフォニックメタルバンドの曲。オリジナリティを加えながらも、2種類のベートーベンの曲をあちこちに織り交ぜた大作。
グリーグ:組曲《ペール・ギュント》より「ソルヴェイグの歌」/kamelot「Forever」
アメリカのパワーメタルバンド。ノスタルジックな原曲の雰囲気をガラリとアレンジした名カバー。
チャイコフスキー:《白鳥の湖》より「情景」/ winterage「Awakening」
チェコのシンフォニック・メタルバンド。オーケストラサウンドが前面に出ているクラシック・メタルの傑作。
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番/CHILDREN OF BODOM「Black Widow」
フィンランドのメロデスバンド。ピアノ協奏曲第20番は個人的にとても思い入れのある曲。
トッカータとフーガ・オペラ座の怪人/MALICE MIZER「聖なる時 永遠の祈り」
日本のヴィジュアル系バンドが宗教音楽に挑戦した曲。収録アルバム「薔薇の聖堂」は「現代版レクイエム風オラトリオ」といった感じでクラシック色のとても強いアルバム。
モーツァルト:交響曲第25番/CROSS VEIN「Masquerade~交響曲第25番~」
日本のシンフォニックメタルバンド。女性ヴォーカル×アニソンヴィジュアル系な雰囲気。交響曲40番を解体&再構築した面白い曲。
ヴィヴァルディ:協奏曲集《四季》/LOS CANARIOS「Ciclos」
スペインのプログレッシブ・ロックバンド。《四季》を全曲カバー・アレンジした、全73分ノンストップのプログレ超大作。
ムソルグスキー:展覧会の絵/エマーソン,レイク&パーマー 「Pictures at An Exhibition」
イギリスの有名なプログレバンド。クラシックカバー&ライブアルバムなのに彼らの代表作となっている名盤。ベタですが良いものは良い。
天才おばかクラシック その1
ソニーミュージックの子ども向け部門”KIDSTONE”よりリリースされたクラシックカバー曲集。子ども向けと侮るなかれ。
“クラシカルアートポップス”ユニット「love solfege」
クラシックの引用ではないのですが、クラシック的な作風のオリジナル曲を作る音楽グループです。ゲーム主題歌を多く手掛けています。私の心の故郷。
クラシック・ミーツ・ヒップホップユニット「faith」
こちらもクラシック風のオリジナル曲を作るユニット。名曲揃い。お気に入りです。