ヴィヴァルディ

四季/Vivaldi Metal Project 「The Four Seasons」

今回紹介するのはVivaldi Metal Project の「The Four Seasons」

 

ヴィヴァルディの有名な協奏曲集「四季」をなんと全曲リメイク!何ともよくばりセットなCDです。

しかもキャストも多彩で、オペラ歌手のような歌唱を聴かせるボーカルやハードロック調のボーカル・更には生オーケストラに混声合唱団!もちろんバンドサウンドも生です。

 

 

ヴィヴァルディがイタリアの作曲家であった事もあり、イタリアのメタル畑のアーティスト(MISTHERIAという方)が中心となり制作したCDです。参加メンバーはSymphony X, Helloween, Kamelot, Angra,  Stratovarius, Delainなど、ハードロックやメタル界では有名なバンドメンバーも名を連ねています。

 

何と言ってもクラシカルなバンドサウンドの先駆者であるイングウェイのバンドメンバーだったマーク・ボールズと、シンフォニックメタルの名物ボーカル、ラプソディーのファビオ・リオーネがしっかりと歌っております。

 

「四季」の全貌

協奏曲集「四季」は、春夏秋冬各3曲からなる、全12曲のヴァイオリン協奏曲集です。

 

何と言っても皆知ってる「春」、


そしてしばしばCM等にも使用される「冬」が有名です。

 

春が協奏曲第1番、夏が協奏曲第2番…といった感じですが、第4番までの「四季」の後にも協奏曲第5番、6番…と続きがああります。第12番まであり、まとめて「和声と創意の試み」という題名が付けられています。「四季」は協奏曲集「和製と創意の試み」の中の冒頭1/3に過ぎないのです。

 

もちろん5番以降もヴィヴァルディの美しい旋律とアンサンブルが満載です。「春」っぽい第5番「海の嵐」、ドラゴンクエストのお城BGMのような第7番、「冬」っぽい第8番、ドマイナーで派手な9番など「四季」に全く引けを取らない曲揃いです。是非全編通して聴いてほしいです。

 

 

 

Vivaldi Metal Project 「The Four Seasons」

Vivaldi Metal Project 「The Four Seasons」は様々なゲストが次々と登場し、協奏曲「四季」を原曲の曲順通りに演奏していきます。

1曲目とラストはオリジナルとなっており、2曲目から「四季」は始まります。

全曲視聴はこちらから。

 

2曲目「The illusion of Eternity」から早速素晴らしい出来です。原曲のメロディを忠実になぞりながら飽きない展開やアレンジを加え、程よいバンドサウンドと程よいポップさ・程よいアグレッシブさを兼ねています。何よりやはりメロディが良いです。メタル然とした感じでもないので楽に聴けます。

オフィシャルでフルで聴けます。ぜひ。

 

 

徐々にギター等が激しめの曲なども増えていきますが、うるさい程ではありません。弦楽器も所々で登場し、「四季」のメロディをギターとユニゾンする部分などはとてもメロディアスです。オリジナルの展開も曲をぶち壊すほどではなく、すぐに原曲に戻ってきます。

 

曲ごとにアレンジャーが違うのでしょうか?統一感を持ちながらも、様々なタイプの曲が代るがわる登場します。

 

もう一つ特筆すべきは「秋」にかなり力が入っている点です。「春」並に美しいメロディを王道シンフォニックメタルでカバーするThe Age Of Dreams、一番演奏時間が長いシンフォプログレ風のAlchemy、あえてインストにし各楽器のソロで魅せるStige。どれも良い。

「四季」の中でも知名度が低い「秋」で一番演奏時間が長く凝った作りをしている作者にエールを送りたいです。

 

そしてそのまま激しい旋律が特徴の「冬」に突入し、ラストのオリジナルの大曲「Doomsday」で各曲の主題を再現し、グランドフィナーレを迎えます。

 

 

次作の予定は無いのでしょうか?2番煎じでも良いので是非とももう1枚くらい聴いてみたいプロジェクトです。

2016年リリース。

 

 

 

 

ABOUT ME
syro
1984年生まれ。生まれも育ちも長崎市です。 2人の子育てが大変なので、夜中にちまちま記事を書き通勤中と昼休みに曲を聴く日々。 趣味はインドア全般。音楽以外では辛麺と洗濯とトライエースと三島由紀夫と遠藤周作が特に好きです。 好きな作曲家はメンデルスゾーンと葉山拓亮。

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