クラシック曲をカバー・アレンジしているプログレッシブロックやメタルの楽曲も数多く存在します。
それぞれ個別に紹介している記事へのリンクを貼っています。視聴などはそちらからどうぞ!
Vivaldi Metal Project『EpiClassica』
イタリアのメタルプロジェクトの2nd。2022年リリース。多彩なゲストミュージシャンを招いて制作された全18曲のカバーアルバム。クラシック×メタルの決定盤的な1枚。
ヴィヴァルディ:四季/Vivaldi Metal Project 「The Four Seasons」
協奏曲集《四季》を全曲メタルアレンジしたアルバム。オリジナリティも加わり普通にシンフォニックメタルとしても聴ける名盤。おススメ。
モーツァルト:レクイエム/Stefan Wurz&La Réjouissance Youth Orchestra 「RockQuiem」
レクイエム全曲をロックバンドやソロボーカルを交えてアレンジしている作品。
Therion「The Miskolc Experience」
スウェーデンのシンフォニックメタルバンドのクラシックカバー・ライブアルバム。ワーグナーのマニアックな選曲を多数収録。ワグネリアンは必聴。
Epica「The Classical Conspiracy」
オランダ出身のシンフォニックメタルバンドのクラシックカバー・ライブアルバム。インスト曲や映画音楽のカバー多め。
ノクターン第1番・第2番・第15番・第20番・第21番・ベルガマスク組曲第4曲「パスピエ」/MYSTIC FOREST『Romances』
フランスのブラックメタルバンド。クラシック曲を随所に配置し、美と混沌のコントラストを際立たせたアルバム。パスピエの挿入の仕方が個人的に大好き。
Various Artists『オデスト キャラソン1』
スマホRPG『ORDINAL STRATA –オーディナル ストラータ』のテーマソング及びキャラクターソング集。全曲の作詞作曲編曲をToshl(X JAPAN)が手掛けている。Toshl等の歌唱による疾走シンフォメタル曲が並ぶ。
ベートーヴェン:運命・月光/ダーク・ムーア「The Moon」
スペインのシンフォニックメタルバンド。2種類のベートーベンの曲を織り交ぜた大作。
モーツァルト:レクイエム/ダーク・ムーア「DIES IRAE(AMADEUS) 」
同じくDark Moor。彼らの曲で一番有名なクラシックアレンジ曲。
チャイコフスキー:白鳥の湖/ダーク・ムーア「Swan Lake」
「情景」と「四羽の白鳥の踊り」をアレンジしたシンフォニックメタル。
モーツァルト:オペラ≪魔笛≫より「夜の女王のアリア」/NIGHTWISH「Passion and the opera」
フィンランド出身のシンフォニックメタルバンド。メタル×オペラの先駆者。
モーツァルト:レクイエム/ターヤ・トゥルネン「I Walk Alone」
NIGHTWISHを脱退した初代ヴォーカルのソロアルバム。脱退したNIGHTWISHへのメッセージが”レクイエム”に込められています。
ヘンデル:オペラ《リナルド》より「私を泣かせてください」/ISHTAR「Lascia Ch’io Pianga」
韓国のシンフォニック・ゴシックメタルバンド。女性オペラティックVoの、NIGHTWISH直系サウンド。
モーツァルト:《レクイエム》より「呪われし者どもを罰し」/Dreamslave「Torments」
フランスのオーケストラメタルバンド。収録アルバム『Rest in Phantasy』は、バリエーション豊かなシンフォニックメタル曲が並ぶ掘り出し物の一枚。
モーツァルト:オペラ≪魔笛≫より「夜の女王のアリア」/Dreamslave「Angel Requiem」
ドラマティックなシンフォニックメタル曲。原曲からは平行調に移調しており、コロラトゥーラは悲壮感が漂います。歌詞も調と同様、原曲との類似性と対照性を併存させています。
モーツァルト:歌劇《イドメネオ》 より「オレステスとアイアスの苦悩を」/Aesma Daeva「D’Oreste D’Aiace」
アメリカのシンフォニックメタルバンド。エレットラの狂乱のアリアをバンドサウンドにした結果、プログレシンフォメタルになってしまっているカバー。選曲が最高に良いです。
モーツァルト:レクイエムより「Lacrymosa」/Symphony X「光から闇へ – The Death of Balance」
アメリカのシンフォニック・プログレメタルバンド。海外バンドのレクイエム好きは異常。
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番/CHILDREN OF BODOM「Black Widow」
フィンランドのメロデスバンド。凄く良い所のメロディに目を付けた引用です。さすがです。
インベンション第13番・交響曲第25番・レクイエム/CHILDREN OF BODOM「Red Light In My Eyes, Pt. 1/Pt. 2」
同じくチルボドによる組曲。デビューアルバムからこの完成度。
モーツァルト:“レクイエム”より「涙の日」/I Miss My Death「lacrymosa」
ウクライナの女性Voシンフォニック・ゴシックメタルバンド。踊れるシンフォメタルあり、東欧民謡メタルありの良いバンド。
シューベルト:「魔王」/Hope Lies Within「Der Erlkönig」
アメリカのプログレッシブ・メタルバンド。「魔王」のストーリーを芸術的かつ超不気味なアニメで再現したMVは、夜に観たら眠れなくなるかも…。
グリーグ:組曲《ペール・ギュント》より「ソルヴェイグの歌」/kamelot「Forever」
アメリカのパワーメタルバンド。ノスタルジックな原曲の雰囲気をガラリとアレンジした名カバー。
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」/RHAPSODY「THE WIZARD’S LAST RHYMES」
イタリアの有名なシンフォニックパワーメタルバンド。壮大なカバー。
ベートーヴェン:交響曲第9番「歓喜の歌」/HEAVENLY「ODE TO JOY」
フランスのメロディックパワーメタルバンド。第九を大胆に導入した、ちょっとQueen風のスピードメタル。
バッハ:管弦楽組曲第2番より「バディネリー」/Yngwie Malmsteen「NO MERCY」
イングウェイは、この曲以外にも多くの曲でクラシックをアレンジしています。クラシカルギターの先駆者。
チャイコフスキー:《白鳥の湖》より「情景」/ winterage「Awakening」
イタリアのシンフォニック・メタルバンド。オーケストラサウンドが前面に出ているクラシック・メタルの傑作。
チャイコフスキー:《くるみ割り人形》より「金平糖の踊り」/ winterage「The Amazing Toymaker」
アルバムのラストを飾る、フォーク/シンフォ/メロパワ/クラシック/ミュージカルの要素をぶち込んだ、ファンタジックな16分半の大曲。
Evil Masquerade「Surprises in the Dark」
北欧のメタルバンド。「運命」「アイネクライネナハトムジーク」「エリーゼのために」「バディネリー」の4曲を引用。
シューベルト:交響曲第8番「未完成」/ Angra「Unfinished Allegro」「Carry On」
ブラジルのメタルバンド。メロスピ×クラシックの金字塔的作品。
チャイコフスキー:《白鳥の湖》より「情景」/Edu Falaschi「Rainha do Luar」
元ANGRAのブラジルのミュージシャン。ANGRA的ネオクラメロスピサウンドに、シンフォニックやラテン音楽・プログレメタルの要素も混ぜ込んだ、全部乗せメタル。2021年リリース。
ベートーヴェン:ピアノソナタ第14番「月光」/ Viper・Andre Matos「Moonlight」
Angraのヴォーカルの前身バンドの曲と、ソロ作品によるセルフカバーの2バージョン。こちらも良い曲。
ベートーヴェン:ピアノソナタ第14番「月光」/Pathfinder「Pathway To The Moon」
ポーランドのメタルバンド。クラシックや映画音楽の要素を多く取り入れたサウンド。派手なオーケストレーションや独特な転調など、Linked horizonに通じる物もあり。
ベートーヴェン:悲愴・月光/DRAGON LAND「BEETHOVEN’S NIGHTMARE」
スウェーデンのパワーメタルバンド。ピアノソナタのフレーズを各所に散りばめたクラシカル・プログレハードロック。
スメタナ:連作交響詩《わが祖国》より「モルダウ」/OST+FRONT「Moldau」
ドイツのインダストリアルメタル。Slipknotや同じドイツ出身のDIE KRUPPS・RAMMSTEINらのフォロワー的バンド。ちょいダサ寸前のB級感が魅力。
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番/Mägo de Oz「El Santo Grial」
スペインのメタルバンド。記事内で紹介しているアルバム「Finisterra Ópera Rock」は民謡シンフォメタルの名盤。コルピクラーニよりも、こっちがおススメ。
サラ・ブライトマン「Fleurs Du Mal(嘆きの天使)」
こちらはオリジナル曲ですがついでに紹介。
普段は癒し系な曲ばかり歌っているクラシカル・クロスオーヴァー界の大御所がシンフォニックメタルに挑戦した、異種格闘技戦のような曲。ガチです。
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