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ブラジルのヘヴィ・メタルバンドViper(ヴァイパー)。ベートーヴェンのピアノソナタ第14番「月光」の第一楽章をモチーフにした楽曲「Moonlight」を紹介します。
1989年リリースの2ndアルバム『Theatre of Fate』収録。
クラシックのメタルカバーにしては珍しいバラード。原曲の美しい旋律をしっかり活かした上にオリジナルの歌メロも加えた良い曲です。室内楽風のアウトロも泣けます。
そしてViperのヴォーカルAndre Matos(アンドレ・マトス)のソロアルバム『Time To Be Free』にも「A NEW MOONLIGHT」として、セルフカバーバージョンが収録されています。こちらはアンビエント風に始まり、後半も更に一展開する、とてもドラマティックな構成に仕上がっています。
2007年リリース。一曲目のクラシカルな序曲が超カッコいいです。イントロや間奏がオーケストラルな割に、メインの部分がシンプルなハードロック調なのが惜しい。
Andre Matosはメロディック・スピードメタルバンドANGRAの初代ヴォーカルとして有名です。2019年に亡くなりました。
ANGRAもメタルにクラシックの要素を取り入れた先駆者的バンドと言え、クラシカルなフレーズに加えて、既存のクラシック曲の引用も積極的に行っていました。
シューベルトの交響曲第8番「未完成」を引用したANGRAの代表曲をこちらの記事で紹介しています。

交響曲第8番「未完成」/ Angra「Unfinished Allegro」「Carry On」ブラジルのメロディック・パワーメタルバンドANGRA(アングラ)。
代表曲の一つである「Carry On」に繋がるイントロ「Unf...
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