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今回紹介するのはイギリスのクラシカル・クロスオーヴァー女性デュオ、Opera Babes(オペラ・ベイブス)の「Bailero」。カントルーブの《オーベルニュの歌》の一曲、「バイレロ(羊飼いの歌)」をカバーした曲です。
けたたましいティンパニ・不穏な管弦楽シンセ・呪術的なコーラスで始まり、多彩な打ち込みサウンドやオリエンタル風味も混ざる、ダーク・ニューエイジな曲です。
2006年リリースのアルバム「Renaissance」収録。ソプラノ&メゾソプラノの二重唱によるクラシック・クロスオーヴァーアルバム。
カントルーブの《オーベルニュの歌》は、カントルーブ自身の故郷であるフランスのオーベルニュ地方の民謡を、オーケストラ歌曲にアレンジした歌曲集です。1930年発表の、カントルーブの代表作。
中でも今回引用している「バイレロ(羊飼いの歌)」は最も有名な曲です。
カントルーブの原曲はこちら。是非聴き比べてみましょう。
なんとまぁ大胆なアレンジです。
Opera Babesの「Bailero」は、原曲の変ロ長調からイ短調へ平行調に移調しており、同じ構成音で音の印象は保ったまま、暗くシリアスな雰囲気に変わっています。名カバーです。シンプルなクロスオーヴァー曲が多いアルバム中でも異彩を放っています。
Opera Babesの1stアルバム『Beyond Imagination』の記事はこちら。合わせてお読みください。
Opera Babes「Beyond Imagination」今回紹介するアルバムは、イギリスのクラシック・クロスオーヴァー・デュオのOpera Babes(オペラ・ベイブス)の1stアルバム、「B...
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[…] 《オーベルニュの歌》より「バイレロ(羊飼いの歌)」/Opera Babes「Bailero」… […]
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