椎名林檎「唄ひ手冥利〜其ノ壱〜」
自身のルーツとなった曲を集めたカバーアルバム。内4曲がクラシックのカバー。
モーツァルト:ピアノソナタ第11番/椎名林檎「時が暴走する」
シングル「幸福論」のカップリング曲。モーツァルトの引用により、曲の狂気を対照的に浮かび上がらせています。
バッハ:チェンバロ協奏曲 第1番/サカナクション『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』
シンプルなようで奥深い作風のサカナクション。この曲も多分に漏れない深みのあるクラシック引用曲。
ベートーヴェン:交響曲第9番/遠藤賢司・Bank Band「歓喜(よろこび)の歌 」
Bank BandはMr.Childrenの桜井和寿とプロデューサーの小林武史を中心としたバンド。遠藤賢司の1972年のカバー曲を更にカバー。
スメタナ:連作交響詩《わが祖国》より「モルダウ」/斉藤和義「モルダウの流れ」
モルダウをフォークソング風にアレンジした曲。違和感が全くないカバー。
R.シュトラウス:交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』/ androp feat. Creepy Nuts「SOS!」
日本のロックバンドとHIPHOPユニットのコラボ。有名なフレーズを出オチで終わらせず、大切に使い切るトラックが◎。
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」/摩天楼オペラ「初恋は永遠に」
合唱や派手なシンセストリングスなどを多用する、ヴィジュアル系メタルバンド。厳かな女性コーラスをフィーチャーしたロックバラード。
ショパン:幻想即興曲/ゲスの極み乙女。「キラーボール」
途中で唐突に挿入される幻想即興曲のピアノソロが効果的な演出をしています。
ショパン:幻想即興曲 / ゲスの極み乙女。「キラーボールをもう一度」
「キラーボール」の続編的な曲。「キラーボール」に続いて、少し違った形で幻想即興曲を引用。
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」/ ゲスの極み乙女。「オンナは変わる」
クラシックを効果的に使用し、とても個性的でカッコいい間奏を作り出すバンドです。
ラヴェル:ボレロ/くるり「ソングライン」
2018年の作品。ラヴェルとフォークロックの融合。多様な音楽性にも関わらず、ヴォーカルの素朴な歌声が楽曲の多彩さを薄めてしまう不思議なバンド。
ベートーヴェン:交響曲第9番「歓喜の歌」/ユニコーン「半世紀少年」
第九もユニコーンが歌えばいつもの民生節。クラシックを小馬鹿にしているMVも必見。
バッハ:「トッカータとフーガ 二短調」/SUILEN「spine」
元SOFT BALLETの藤井麻輝がコンポーザーを務める、日本の音楽ユニット。ガチのインダストリアルロックにクラシック的要素を融合させた、骨太ゴシックサウンド。
バッハ:小フーガ ト短調/X「ROSE OF PAIN」
ユニコーンの「大迷惑」と同年にリリースされた、クラシック×ジャパニーズロックの金字塔。記事内で「ART OF LIFE」にも触れています。
交響曲第8番「未完成」/X JAPAN「ART OF LIFE」
全30分に渡る、クラシカル・ロックの傑作。その全貌は「YOSHIKIとTOSHIのための協奏曲」と言える内容です。