「亜麻色の髪の乙女」ではグループサウンズを。「パピヨン 〜papillon〜」では洋楽をカバーした島谷ひとみ。
クラシックもカバーしています。今回紹介するのは「Camellia-カメリア-」。
2006年リリース。
結婚式を模したミュージックビデオです。
この曲は、イントロ部分にモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の第1楽章、
サビの部分に同じくモーツァルトの「トルコ行進曲」の第3楽章が引用されています。
モーツァルトの美しく流麗なメロディがピッタリです。
「Camellia-カメリア-」はト長調で作曲されており、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」は原曲通りの調で、「トルコ行進曲」は調を変えて登場します。
「トルコ行進曲」の引用されている部分はイ長調なので、原曲よりも半音下がっています。
個人的には、サビでイ長調に転調する「Camellia-カメリア-」も聴いてみたかった(きっと劇的になりそう)ですが、ボーカルの音域の問題や、2種類の違う曲を一つにまとめるために調を統一する必要があったのでしょう。
結果的に、一聴しただけでは2つのクラシック曲が混じっているなんて気づかないくらい、違和感なく自然で美しい曲に仕上がっています。
作曲者 ”中野雄太”
「カメリア-Camelia-」の作曲者は”中野雄太”という方です。
音大出身との事でオーケストラサウンドがベースにある方ですが、浜崎あゆみや玉置成実などダンスミュージックの曲を数多く作っています。
またその一方で、クラシカルなサウンドの曲をつくったり、ポップスの割には前衛的なアレンジをしたりする方です。
「カメリア-Camelia-」もまた、トランス調のアレンジにピアノとクラシックのメロディを融合した曲であり、ダンスミュージックとクラシックがベースにある中野雄太氏の本領発揮と言えるでしょう。
他にも良い曲が多いのでベストアルバムがおすすめ。
島谷ひとみは他にも、バッハの曲を引用した「愛歌」や、オーケストラをバックに据えたド派手なサウンドを堪能できる「Destiny-太陽の花-」等、クラシックをベースにした名曲があります。
「愛歌」は「カメリア-Camelia-」と同じ、中野雄太氏の作曲です。「カメリア-Camelia-」が好きな方は絶対に気に入る素晴らしい曲です。
こちらの記事でじっくり紹介しています。是非見てみてください!!
[…] アイネ・クライネ・ナハトムジーク&トルコ行進曲/島谷ひとみ「Camellia-カ… […]
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