アイドルソング
ももいろクローバーZ「Lost child」「天手力男」
様々なジャンルの楽曲とアイドルポップスを融合させ、アイドルソングの多様性を開拓したももいろクローバーZ。それぞれトランスとダブ&ロックにドラムンベースを掛け合わせています。どちらもCOALTAR OF THE DEEPERSのNARASAKI作曲。
ガチのドラムンベースRemix「LOST CHILD(Remixed by Noisia)」もあります。
Perfume「ポイント」「Future Pop」
Perfumeの貴重なドラムンベース曲。「ポイント」はチャーミングでほんのり切ないPerfume節のバックでハードなドラムが鳴り響きます。超名曲。
「Future Pop」はドラムがマイルドな今ドキのEDM風ドラムンベース。でも徐々に盛り上げる冒頭の流れは様式美。
ばってん少女隊「わたし、恋始めたってよ!」
九州を中心に活動する、ももクロの姉妹グループ。恋に落ちた主人公が浮ついた思考を堂々巡りさせる様子が、同じ主題と同じリズムを延々と繰り返す浮遊感のあるドラムンベースで表現されています。
また、第一主題の「片思いのままでいい主題」と、第2主題の「もっと仲良くなりたい主題」がラストで対旋律として混ざり合い、恋する女子の複雑な心境が表現されています。
2021年。
校庭カメラアクトレス「ミギヒダリ」「ハナレル」
2017~2020年にかけて活動した5人組アイドル。アイドルの1stシングルとは思えない、硬派な骨太ドラムンベース。ちょっとどうかしてる。とりあえず一般人を装うようにサビの冒頭で一旦引っ込めるも、すぐ我慢しきれなくなってハミ出てくる変態ドラムマシンが面白い。
2018年。
CY8ER(BPM15Q)「Good Luck」
JPOP枠で紹介したYunomiが中心となって楽曲制作している、女性アイドルグループ。前身アイドルユニットBPM15Qでリリースされ、後にCY8ERでセルフカバー。
戦場のメリークリスマスみたいなシンプルな五音音階の主題が印象的な曲。他にも「手と手」「タイムトリップ」等ドラムン風の曲あり。
それぞれ2016年、2018年。
Aira Mitsuki「Yellow Supercar」
Perfumeから抒情性を除いてサウンドを派手にしたような作風のAira Mitsuki。この曲はドリルンベースと呼んでいいくらいの超高速のリズム。刺激的なサウンドです。
LinQ「sakura物語」
福岡で根強い人気のあるベテラン地方アイドル。PPPHリズムのBメロが自然にドラムンベースにおけるブレイクの役割を果たしている、地味ながらも完成度の高い和風アイドルソング×ドラムンベース。
Tomato n’Pine「ためいき、オカリナ、ほら猫が笑う。」
爽やか切ない直球アイドルソングに見えて、裏ではこっそりガチのドラムンベース&エグいベースギター。
KARA「way」
韓国アイドルですが、ついでに紹介。”ダサい”寸前のサウンドや歌メロをギリギリオシャレ&キャッチーに聴かせるグループ。この曲もドラムンベースのスピード感を活かした、軽快ながらもほんのりメランコリックな良い曲。収録アルバムのタイトル曲「PANDORA」もEDM×ファンク×歌謡曲の個性的な曲。
GFRIEND「눈의 시간 (Eye of the Storm) (雪の時間)」
同じく韓国のガールズグループ。ストリングスや転調の多用・ドラマテイックで哀愁のある曲調など、JPOPやアニソンの影響を受けたと思われる曲が多い。
2020年。
Dreamcatcher「드림캐쳐(BEcause)」
ギターサウンドをフィーチャーした曲調が特長の韓国のガールズグループ。間奏でドラムンベースが疾走を始める。サビで「エリーゼのために」のメロディも引用。
2021年。