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ジブリ映画《ゲド戦記》、月9ドラマ《いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう》主題歌などで有名なシンガー、手嶌葵。
ヘンデルのオペラ《セルセ》のアリア「オン・ブラ・マイフ」をカバーしています。
2019年リリースのベストアルバム《Highlights from Aoi Works II》収録。リンク先で一部試聴できます。
ピアノ一本で囁くように歌う、シンプルなバラードです。テノールで歌い上げる原曲とは全く違った素朴な雰囲気がたまりません。
とはいえ彼女の他のポップス作品とは全く雰囲気が異なります。世俗感の無いクラシカルな曲をこの歌声で歌うからこそ、表現できるオンリーワンの世界観です。名カバー。
余計なアレンジが無い方が断然映える、貴重な歌声。
本木雅弘主演の映画《長い言い訳》の主題歌として制作された曲。予告映像のラストで少し「オンブラ・マイ・フ~Ombra mai fu」が流れます。
邦画らしい、辛気臭くも内省的でパーソナルなドラマに焦点を当てた映画。そんな映画にこの主題歌はとても合っています。
「オン・ブラ・マイフ」の歌詞と映画の内容を念頭に入れて聴くと、更に何倍も感慨深いものがあります。
かつて、これほどまでに
愛しく、優しく、
心地の良い木々の陰はなかった
この曲を聴くと、坂本龍一が作曲し坂本美雨が歌唱した、高倉健主演の映画《鉄道員》の主題歌を思い出します。やっぱり邦画の主題歌はこうでなくちゃ。
ヘンデルの原曲はこちら。オペラ《セルセ》の冒頭に歌われるアリアです。
ちなみに私のサイトでは2曲この曲のカバーを取り上げています。どちらも全く雰囲気の異なる曲です。
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