チャイコフスキー

《くるみ割り人形》より「金平糖の踊り」「行進曲」/Red Velvet「Marionette」

韓国の5人組女性アイドルグループであるRed Velvet(レッドベルベット)。楽曲「Marionette」は、チャイコフスキーのバレエ組曲《くるみ割り人形》の中の二曲、「金平糖の踊り」「行進曲」をモチーフにした楽曲です。

2022年4月にリリースされたばかりの日本1stフルアルバム『Bloom』収録。90年代風のレトロな雰囲気の曲も多く、かなりポップに寄せた作品です。

 

チャイコフスキーの「金平糖の踊り」はこちら。

キラキラしたチェレスタ(ピアノのような鍵盤から金属板を叩き、鉄琴のような音を出す)の音色が印象的ですが、こちらのニュース記事を見る限りはRed Velvetの「Marionette」では、シロフォンの音を用いているようです。

シグネチャーラインって何だろう…??”有名なフレーズを引用&アレンジした旋律”みたいな感じでしょうか。

こちらのG線上のアリアをサンプリングした楽曲でも、音色に拘りを見せていました。シンセオーケストラやダンスビートとのバランス等、試行錯誤の上での音色の選択なのでしょう。

G線上のアリア/Red Velvet「Feel My Rhythm」韓国の5人組女性アイドルグループであるRed Velvet(レッドベルベット)。彼女達の楽曲「Feel My Rhythm」は、バッハの...

引用に関しても、「金平糖の踊り」のフレーズをそのままドカンと引用するのではなく、曲の雰囲気を壊さない程度に彩っています。

 

2番の後のブリッジパートのブラスの音色は、同じく《くるみ割り人形》の「行進曲」のフレーズと思われます。

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syro:生まれも育ちも長崎市です。二児の子育て中。 趣味はインドア全般。音楽以外ではスマホ収集とトライエースと三島由紀夫と遠藤周作が特に好きです。 好きな作曲家はメンデルスゾーンと葉山拓亮。

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