チャイコフスキー

白鳥の湖より「四羽の白鳥の踊り」/-LostFairy-「戯れの花畑」

変拍子メルヘンブラックメタル「戯れの花畑

 

チャイコフスキーのバレエ音楽「白鳥の湖」で「情景」に次いで有名な曲である「四羽の白鳥の踊り」。この曲を引用している-LostFairy-の「戯れの花畑」を紹介します。

原曲の「四羽の白鳥の踊り」。

バレエの動き含め、白鳥の湖の中でもコミカルなパートですが、「戯れの花畑」はそのコミカルさを逆手に取った引用をしている怪曲です。

 

アルバム「不思議な少女のオペレッタ」に収録されています。

アルバム試聴動画。 「四羽の白鳥の踊り」の部分も聴けます。

「赤ずきん」などの童話をモチーフにした、メルヘンチックなプログレメタル(矛盾するようですが、こう表現するしかない)曲です。メルヘンプログレメタル。新境地です。

 

 

イントロはスーパーメルヘンチックな遊園地風ワルツから突然どシリアスなバンドサウンドになだれ込みます。

イントロ~Aメロは3/8拍子、Bメロは4/8&3/8拍子でしょうか。中々の変拍子です。

 

「四羽の白鳥の踊り」はBメロの後で唐突にチェンバロソロとして登場します。それまで曲調を変えながらも3/8拍子中心だったリズムが突然4/4拍子になる事もあり唐突感を増長させています。コミカルなメロディが逆に怖い。「四羽の白鳥の踊り」のチェンバロソロの後は案の定ダークな展開に突入します。

 

 

サビの後は

ハードな3/8拍子のギターソロ→

メルヘンな3/4拍子のスキャット→

ハードな4/8&3/8のBメロ→

メルヘンな4/4の「四羽の白鳥の踊り」チェンバロソロ→

ハードな4/8のサビと続きます。

 

リズム・曲調・歌唱パート⇔インストパートがそれぞれ目まぐるしく入れ替わる曲展開です。

「メルヘンプログレメタル」の名に相応しい怪曲です。聴き応え十分です。

 

原曲とまったく同じフレーズなのに、前後の展開が違うだけで全く違う印象を受けます。これぞ引用の醍醐味。

 

-LostFairy-は他にもクラシックを引用した曲をリリースしています。

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syro
1984年生まれ。生まれも育ちも長崎市です。 2人の子育てが大変なので、夜中にちまちま記事を書き通勤中と昼休みに曲を聴く日々。 趣味はインドア全般。音楽以外では辛麺と洗濯とトライエースと三島由紀夫と遠藤周作が特に好きです。 好きな作曲家はメンデルスゾーンと葉山拓亮。