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日本のメタルバンドLOVEBITESが2021年3月にリリースした、全5曲のミニアルバム『GLORY, GLORY, TO THE WORLD』
ラストの2曲でベートーベンの楽曲を引用しています。
まず4曲目「Dystopia Symphony」。
イントロで月光第3楽章。間奏では10拍子のプログレ風リズムも登場しカオスな展開。ギターソロでは悲愴の第2楽章のフレーズ。爆走するサウンドに休符の多いサビはXっぽい。
そしてCD付き限定版収録のボーナストラック「Winds Of Transylvania」。ネット配信のアニメ「ぶらどらぶ」OPテーマ。
イントロを初めとして交響曲第5番『運命』の、いわゆる”運命の動機”が複数回登場します。
アウトロには月光をアレンジしたメロディと思われる「Dystopia Symphony」のイントロを再現し、「悲愴」第1楽章風のラストで締められます。
アルバムの一曲目「Glory To The World」も教会音楽のエッセンスを入れた楽曲との事で、アルバム全体を通してクラシック色が強めの作品です。
クラシック曲の引用に関してはこちらのインタビューでコメントされています。
ミニアルバムのラストに同じ作曲家のクラシック曲を引用した2曲を配置するという事で、過去作を踏襲するような構成になっています。
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