2001年結成のアメリカのロックバンド、Fall Out Boy(フォール・アウト・ボーイ)。「The Phoenix」という楽曲でショスタコーヴィチの交響曲第7番「レニングラード」をサンプリングしています。
歌詞の和訳・考察
2009年からの活動休止後、再始動アルバムの一曲目に配置されているこの楽曲。そんな彼ら自身のカムバックを不死鳥(Phoenix)になぞらえています。
歌詞はそんなバンドの決意と共に、リスナーを突き動かし鼓舞する内容となっています。
「I’m gonna change you like a remix Then I’ll raise you like a phoenix Wearing our vintage misery No, I think it looked a little better on me」
(リミックスのように、フェニックスのように、お前を蘇らせてやろう。使い古されたみっともない服も悪くない)
という歌詞は、そんな楽曲のテーマに沿った歌詞ですが、ショスタコーヴィチのメロディを現代ロックに蘇らせている事を同時に歌っているものと思われます。
2013年のアルバム『Save Rock & Roll』収録。日本盤の邦題は『セイヴ・ロックンロール – FOBのロックンロール宣言!』イケてないな…。
ショスタコーヴィチの原曲はこちら。動画の1:05:15~。第4楽章。
それにしても、この部分をサンプリングした曲が多いな…。
Fall Out Boyは2000年代にアメリカで人気を博したバンドです。程よくハードで、HIPHOPやダンスミュージックの要素などを取り入れながらも、メロディアスでエモい楽曲が魅力です。
彼らの代表曲の一つ、『Thnks fr th Mmrs』。オーケストラとラテン音楽をミックスさせたエモロック。
こちらはノリの良いリズムと流麗なストリングスが絡む『Coffee’s For Closers』。