クラシック風の曲・アーティスト

オーケストラ・クラシックを使用したKPOP特集

邦楽と洋楽をクロスオーヴァーさせたような音楽性が魅力の韓国のポップス。

正直似たようなアーティストがドンドン現れては一時的に大流行するという、とても消費サイクルの速い音楽シーンでもあります。

今回はそんなK-POPシーンの中で、オーケストラやクラシック曲を使用する事で個性を放つ楽曲やアーティストをまとめました。

前半でオーケストラ×KPOP、後半でクラシック曲×KPOPをまとめています。
皆さんにとって末永く聴ける一曲に出会えますように。

 

 

IU(アイユー)

2008年にデビューし、現在も活動している人気歌手です。2012年に日本デビューもしています。

オーケストラサウンドと現代のポップスを融合させた楽曲を数多く歌っています。

「赤い靴 (The Red Shoes)」

アンデルセン童話の《赤い靴》をモチーフにした楽曲との事です。

ジャズ・オーケストラによる、スウィングを効かせたミュージカル調のアレンジが凄いです。曲展開もチャーミングで楽しい。

サビは大胆な二段構えになっており、それぞれのパートも毎回メロディやアレンジが変わったり転調したりするので、曲の繰り返し感が無く、聴いてて退屈しないです。

ラストは原作に合わせ、赤い靴の暴走に合わせてテンポが上がっていきます。

 

このめくるめく展開を、キレイに4分ちょいに収めているのも凄い。古典的な音楽とポップスを見事に融合させた、とても良い曲です。

日本の作曲家外山和彦と、日本のジャズバンドが録音に参加しているそうです。

2013年のアルバム『Modern Times』収録。アルバムタイトルはチャップリンの映画タイトルを引用しており、古典映画音楽と現代ポップスを混ぜたような楽曲が並びます。

こちらは同アルバム収録のレトロミュージカル風のサウンドに、ブレイクビーツとラウンジを掛け合わせた個性的な曲。超好き。

 

 「You&I」

チャーミングなエレクトロポップとまるで釣り合わない、ド派手なオーケストレーションが不思議な化学反応を見せる、オンリーワンなクロスオーバー曲。なんだかんだで感動してしまう。

「Last Fantasy」

50人規模のオーケストラを使用した6分の大曲。


「YOU&I」「Last Fantasy」収録のアルバム『Last Fantasy』は、完成度の高いオーケストラ×ガールズポップ作品。おススメの一枚。

 

above the time

シンプルなオーケストラバラード…と思いきや、後半とんでもない展開を見せる、劇的な曲


今回紹介しているIUの曲では一番新しい、2019年の作品。

Good Day

楽曲をド派手に煽るティンパニーと、ラストの半音ずつ上げていくロングトーンが印象的(3段高音とか3段ブースターとか呼ばれるらしい)。

今回紹介している楽曲では一番古く、彼女のこのスタイルを確立した楽曲。作曲は「above the time」「Good Day」「赤い靴」「YOU&I」と同じイ・ミンスという方。この人凄い。
オリジナルは2010年。

 

Cruel Fairy Tale(残酷童話)

3拍子のダークファンタジーな曲。和製ゴシック的世界観。


 

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syro:生まれも育ちも長崎市です。二児の子育て中。 趣味はインドア全般。音楽以外ではスマホ収集とトライエースと三島由紀夫と遠藤周作が特に好きです。 好きな作曲家はメンデルスゾーンと葉山拓亮。

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