バッハ

チェンバロ協奏曲 第1番/SEKAI NO OWARI「Blue Flower」

ファンタジックで独特の世界観が魅力の日本の4人組バンド、SEKAI NO OWARI。楽曲「Blue Flower」バッハ『チェンバロ協奏曲 第1番』を引用しています。
2019年リリースのアルバム『Eye』収録。過激さと純粋さが共存するアンビバレンスな世界観はそのままに、より洗練された歌詞&楽曲になった変革期の作品。リンク先で全曲試聴できます。

 

バッハの原曲はこちら。まさしくザ・バロック。

「Blue Flower」は第1楽章をサンプリングした、めちゃカッコいいトラックです。

 

ちなみにこのバッハのチェンバロ協奏曲第1番、日本のロックバンド、サカナクションの楽曲でも引用されています。みんな見る目が良いなぁ!

チェンバロ協奏曲 第1番/サカナクション『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』サカナクションの2011年リリースのシングル『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』 目を引く曲タイトルの影響もあり...

 

SEKAI NO OWARIはヴォーカル、鍵盤奏者、作編曲メインのマルチプレイヤー、DJの4人編成です。鍵盤楽器のウエイトが大きく、またバンドサウンドに拘らずに今ドキのEDM風味やオーケストレーションなどを大胆に取り入れた多彩な楽曲を制作しています。

この編成に加えて、かなり独特の歌詞世界がオンリーワンの雰囲気を作り出しています。


『Eye』収録の、ジャズ編成によるトラックの「ANTI-HERO」。これもカッコいい。HIPHOPをやらせてもどこかシネマティックというか、ファンタジー感があります。

 


クラシックピアノ⇒ポップス伴奏⇒クラシックギターと目まぐるしくバックトラックが変わっていく「SOS」とにかく序盤が超々クラシカルで面白い楽曲。同じく『Eye』収録。

 

こちらは「スノーマジックファンタジー」。多彩な楽器群による、タイトルド直球な世界観の楽曲です。

初めのワンコーラスは音数やリズム楽器を抑え、その後の間奏で初めて管楽器を登場させる事で、初めのワンコーラス(約2分)を丸々オープニングとして使用するような独特の演出です。フルコーラス使ってじっくりと盛り上げていきます。

一見シンプルにファンタジックなストーリーですが、雪の国の女性に恋をし、共に過ごす事で主人公が命を落とす展開は、寓意に満ちています。

生きる意味・雪女の逸話・出会いと別れ・陰陽論・異文化交流・恋愛観etc…。様々なテーマに結び付ける事ができる歌詞は、まさしく聴き手を映し出す鏡となるでしょう。
2014年リリース。

 

SEKAI NO OWARIはイギリスのクラシカル・エレクトログループのCrean Bandit(クリーン・バンディット)とも親交があり、2019年にコラボレーション曲「LOST」もリリースしています。

「Blue Flower」でのクラシック曲の引用も、少なからず彼らの影響もあるのではないでしょうか。

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syro
1984年生まれ。生まれも育ちも長崎市です。 2人の子育てが大変なので、夜中にちまちま記事を書き通勤中と昼休みに曲を聴く日々。 趣味はインドア全般。音楽以外では辛麺と洗濯とトライエースと三島由紀夫と遠藤周作が特に好きです。 好きな作曲家はメンデルスゾーンと葉山拓亮。

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