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イギリスのプログレッシブ・ロックバンドEgg(エッグ)。
デビューアルバム『Egg』の中の一曲、「Fugue In D Minor」はバッハの《トッカータとフーガ》の後半部分、「フーガ」を引用しています。
1970年リリース。
バッハの原曲はこちら。
「フーガ」とは?
詳細な解説は私もできませんが、簡単に説明すると「フーガ」というのは、冒頭のメロディ(主題)を音程や形などを変えながら、低音部など他のパートも含めてどんどん繰り返していく形式の曲です。
上記動画のバッハの「フーガ」原曲を聴いてみると、冒頭で登場する印象的なオルガンのメロディが、その後音程や形を変えて、低い音(オルガンの左手で弾いている低音部)などで何度も再現されているのが解ります。
よく解らない人は、Eggの「Fugue In D Minor」を聴いてみましょう。ベースギターは序盤はベースラインとハーモニーに徹していますが、1:05辺りからベースが主役となって主題を奏で始めます。
少ない楽器編成である事もあり、ベースギターの存在感が凄いです。超かっこいい。
おそらくEggの「Fugue In D Minor」は完全なフーガ形式とは言えないのでしょうが、フーガの作法の基本を押さえてバンドアレンジにした一曲と言えるでしょう。
Eggの同アルバムのメイン曲、「Symphony No. 2」もクラシック曲を大々的に引用した曲となっています。こちらの記事で紹介しています。
山の魔王の宮殿にて・春の祭典/Egg「Symphony No. 2」イギリスのプログレッシブ・ロックバンドEgg(エッグ)。
デビューアルバム『Egg』の中の一曲、「Symphony No. 2」で...
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