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声優の宮村優子の楽曲「女のGo!」。ビゼーのオペラ《カルメン》の中の一曲「ハバネラ」をカバーした楽曲です。
1999年リリースのミニアルバム『鶯嬢』収録。
「女のGo!」以外の収録曲は、大槻ケンヂ&元ピチカートファイヴの高浪慶太郎による曲・そして戸川純&ヤプーズ戸田誠司による曲と、他の声優とは一線を画す作家陣と斬新な楽曲が並びます。特に後者のニューエイジ風ポエトリーリーディング曲「女性的な、あまりに女性的な」はすごいぞ。
ビゼーの原曲はこちら。
原曲の「ハバネラ」は「恋は野の鳥」という題で呼ばれる事もあり、ヒロインのカルメンが自身の奔放な恋愛感を謳うアリアです。
一方「女のGo!」はおとぎ話をモチーフに出しながら、いわゆる「ヤンデレ女子」な描写を通して止められない女性の恋愛心を歌っており、まさしくアニメ声優流に「ハバネラ」を再解釈したような歌詞となっています。
暴走気味なテクノビートを中心としたカオスなアレンジに、音を外し気味な歌唱・突然挿入されるポエトリーリーディング。そして過激な歌詞。カオティックなオルタナ・クラシカルアニメソングです。
編曲は劇半音楽を中心に手掛ける長谷部徹という方。きちんとクラシックに関する音楽的土台がある上で、自由奔放なアレンジを施した素敵なカバーです。
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