ブルックナー

交響曲第5番/ザ・ホワイト・ストライプス「Seven Nation Army」

アメリカのロックバンド、The White Stripes(ザ・ホワイト・ストライプス)。「Seven Nation Army セブン・ネイション・アーミー」という曲で、ブルックナーの交響曲第5番 第1楽章を引用しています。

2003年リリースのアルバム「Elephant」収録。グラミー賞も受賞したアルバムです。

 

原曲はこちら。

引用部分は、序奏の後で3:30~辺りから何度も登場する第1主題のメロディ。

 

 

この「Seven Nation Army」、フィギュアスケートの本田真凛選手が2018-2020のショートプログラム曲として使用しています。

フィギュアで使用されているのはこちらのカバー音源。大胆にジャズアレンジされています。


こちらのアルバムに収録。

 

THE WHITE STRIPES

The White Stripes(ザ・ホワイト・ストライプス)は、ボーカル・ギターを担当する弟のジャック・ホワイト、ドラムを担当する姉のメグ・ホワイトによるグループです。

白・黒・赤を基調としたビジュアルイメージと、シンプルなロックンロールサウンドが特徴的です。

 

アルバム「Elephant(エレファント)」の1曲目に収録されている「Seven nation Army」は、ブルックナーのメロディを引用したギターリフ一本で丸々一曲を引っ張ります。シンプルなリフがとても印象的でキャッチー。

 

大作の多いブルックナー。この交響曲第5番も、全部で80分程度のスケールの大きい曲です。一見取っつき辛いブルックナーの楽曲群の中から、よくぞこんなにキャッチーなリフを作り出したものです。脱帽です。

 

この曲は、ヨーロッパで「サッカーの歌」として定着しているそうです。日本におけるヴェルディの「凱旋行進曲」のようなものでしょうか。

 3:30~から。みんな知ってるあのメロディ。

 

ボーカル兼ギターのジャック・ホワイトのソロアルバムにも、クラシックカバー曲が収録されています。こちらの記事で紹介しています。

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syro:生まれも育ちも長崎市です。二児の子育て中。 趣味はインドア全般。音楽以外ではスマホ収集とトライエースと三島由紀夫と遠藤周作が特に好きです。 好きな作曲家はメンデルスゾーンと葉山拓亮。