マラン・マレー

オペラ《アルシオーヌ》より「Deuxième Air des Matelots」/Hugo TSR「Coup d’éclat」

フランスのラッパーHugo TSRの楽曲「Coup d’éclat」マラン・マレーによるオペラ《アルシオーヌ》の中の一曲、「Deuxième Air des Matelots」をサンプリングしています。

2011年『Fenêtre Sur Rue』収録。ラストのトラック「final point」の後半にボーナストラック的に収録されています。

 

原曲はこちら。Hugo TSRと同じフランスの作曲家マラン・マレーによるオペラ《アルシオーヌ》の第3幕に登場する楽曲「Deuxième Air des Matelots」です。1706年、バロック音楽時代の作品。

 

「Deuxième Air des Matelots」は”水夫たちの第2の歌”みたいな意味でしょうか。この曲の直前に演奏される「Marche pour les Matelots(水夫たちのための行進曲)」の方が有名であり、《アルシオーヌ》の他の場面でもたびたび登場するメロディです。


ケルト民謡的な要素を取り入れているのでしょうが、すごいですね。今から300年以上前の曲なのに、普通に現代映画の航海シーンで流れてきそう。

 

この「Marche pour les Matelots」はクリスマスに歌われるクリスマス・キャロルの「Masters in this Hall」の原曲となっています。

 

こんなのも見つけました。Seliaという日本のカウンターテナー歌手による「Marche pour les Matelots」のデジタルアレンジ。他にもパーセルとかモンテヴェルディとかの歌曲もアレンジしていました。

 

全部で3時間以上に及ぶオペラ《アルシオーヌ》。クラシックやバロックの歴史の中でも決して知名度が高い作品ではありませんが、筋の通ったバロック音楽で、見せ場も多いです。こちらは序章の場面。

 

第4幕の嵐の曲が有名だそうですが、私は第1幕の嵐のシーンの曲が好きです。バロック音楽といえば嵐。めちゃカッコ良くないですか?


貴重な全曲盤。

 

この《アルシオーヌ》をサンプリングしているHugo TSRのアルバム『Fenêtre Sur Rue』ですが、他の曲も室内楽的なクラシカルな曲が並びます。次のページで紹介。

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syro
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1984年生まれ。生まれも育ちも長崎市です。 2人の子育てが大変なので、夜中にちまちま記事を書き通勤中と昼休みに曲を聴く日々。 趣味はインドア全般。音楽以外では辛麺と洗濯とトライエースと三島由紀夫と遠藤周作が特に好きです。 好きな作曲家はメンデルスゾーンと葉山拓亮。

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