ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調/アリシア・キーズ「karma」
2ndアルバム「THE DIARY OF ALICIA KEYS」収録。近代ブラックミュージック×クラシックの金字塔。
2つのアラベスク 第1番/アリシア・キーズ「Like The Sea」
ドビュッシーの魅力をぎゅっと濃縮したサンプリング曲。切なくミステリアスな不思議な雰囲気の曲。
ジムノペディ 第1番/ジャネット・ジャクソン「Someone To Call My Lover」
サビはツーステップに乗せてオリジナルとダブルサンプリングの3種類の旋律が同時進行する凄い曲。でも爽やか。
チャイコフスキー《くるみ割り人形》より「葦笛の踊り」/Madonna「Dark Ballet」
2019年『Madame X』収録。マドンナ新境地の実験的な曲。一見、歌詞の内容にそぐわない曲調のクラシック曲を引用していますが、原曲の背景や意味を調べると、その全容が見えてきます。
プロコフィエフ:《ロメオとジュリエット》より「モンタギュー家とキュピレット家」/Sia(シーア)「Taken for Granted」
オーストラリアのシンガーソングライター。彼女が世界的に大ヒットする前の曲。
プロコフィエフ:《ロメオとジュリエット》より「モンタギュー家とキュピレット家」/ロビー・ウィリアムズ「Party Like A Russian」
イギリスの国民的歌手。ロシアのクラシック曲をサンプリングした楽曲は、メッセージ性の強い意図的な引用が多い。
ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調「鐘」/ジョン・グラント「Pale Green Ghosts」
アメリカのシンガーソングライター。ラフマニノフの「鐘」にゴシカルなダンスビートを混ぜた、とても珍しい雰囲気の曲。
ヘンデル:『ハープシコード組曲第2集 第4番』より「サラバンド」/Edvin Marton「Sarabande」
ハンガリーの作曲家/バイオリニスト。サラバンドを歌ものトランスにアレンジ。
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」/ロビン・シック「When I Get You Alone」
ディスコファンクのアンセム、「運命’76」をサンプリングした曲。
サン=サーンス:『動物の謝肉祭』より「森の奥のかっこう」/Sevdaliza「Shahmaran」
オランダのシンガーソングライター。イランをルーツに持つ。ビョークやFKAツイッグスに中東の要素を加えたような曲。洞窟の奥に住んでいるイランの神話上の生き物「Sharmaran」と、「森の奥のカッコウ」を重ね合わせた曲。
フォーレ:パヴァーヌ/Little Mix「Little Me」
イギリスのガールズグループ。スパイスガールズ風の洋楽ポップス。
ラヴェル:水の戯れ/Danitsa「Remember Me」
ヨーロッパのソウル/R&B系シンガーソングライター。
「水の戯れ」の音粒と膨らみのあるベースで作られた、美しくもクールなトラック。
モーツァルト:交響曲第25番 / Saint Vox「Don’t Leave Me This Way-energy flow-」
バイオリニスト宮本笑里と、元SweetboxのGEO&JADEの日米混成ユニット。両者の個性を混ぜ合わせたような曲。交響曲第25番と坂本龍一のenergy flowを引用。
チャイコフスキー:《白鳥の湖》より「情景」/ Stefanie Praytor「Swan Lake」
アメリカの歌手。トランス風歌ものクラシック曲。アルバム収録のオリジナル曲と共に私のお気に入りになった、掘り出し物の一曲。
チャイコフスキー:《くるみ割り人形》より「金平糖の精と王子のパ・ド・ドゥ」/Panda Bear「Tropic Of Cancer」
ヨーロッパやアメリカで活動する、ポルトガルのミュージシャン。音楽的には知名度低めの、くるみ割り人形のグラン・パ・ド・ドゥをフィーチャーした曲。
2つのアラベスク 第1番/Panda Bear「Lonely Wanderer」
「Tropic Of Cancer」と同アルバムに収録されている曲。ドビュッシーの不穏さや印象主義的な側面を更に強調したアレンジの名曲。
バッハ:マタイ受難曲より「血潮したたる主の御頭」/Crean Bandit「A+E」
イギリスの音楽グループ。毎回ゲストアーティストを迎え、時にはクラシカルなオリジナル曲を、時にはクラシック曲を引用した曲をリリースしています。日本でも人気のグループ。
モーツァルト:弦楽四重奏曲第15番/Crean Bandit「Rihanna」
同じくクリーン・バンディットの曲。日本盤のボーナストラック。
プッチーニ:『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」/Fredrik Kempe「Vincero」
藤澤ノリマサのルーツの一人であると思われるスウェーデンの歌手。派手なダンスミュージックアレンジのオペラアリア。
チャイコフスキー:《白鳥の湖》より「情景」/Scooter「Devil’s Symphony」
ドイツの大御所テクノ/レイヴバンド。2021年の作品。アゲアゲレイヴ×クラシックのサウンドが意外にも合います。同記事で紹介している「ハバネラ」使用曲も◎。
ベートーベン:交響曲第40番/シルヴィ・バルタン「悲しみのシンフォニー」
70年代フレンチポップ。原曲をしっかり再現しながら、独自の解釈をしている名曲。
プッチーニ:オペラ《蝶々夫人》より「ある晴れた日に」/ サラ・ブライトマン「It’s A Beautiful Day」
収録アルバム「Harem」は、アラブ音楽×エレクロトニカ・クロスオーヴァーをコンセプトにしている、私のお気に入りの作品。
オルフ:カルミナ・ブラーナ/ENIGMA「Screen Behind the Mirror」
ドイツの音楽ユニット。アルバム全編に渡ってカルミナ・ブラーナをサンプリングしています。聴きごたえあり。
カントルーブ:《オーベルニュの歌》より「バイレロ(羊飼いの歌)」/Opera Babes「Bailero」
イギリスのクロスオーヴァー女性デュオ。のどかな原曲が信じられないくらい変貌してしまったダーク・ニューエイジ。
パッヘルベル:カノン/Maroon 5「Memories」
アメリカのロックバンド。カノンをモチーフにしたシンプルな曲調が沁みる一曲。2019年リリースの楽曲。
サン=サーンス:歌劇《サムソンとデリラ》より「あなたの声に私の心は開く」/MUSE「I Belong To You」
イギリスの国民的ロックバンド。オペラのアリアを引用した曲。名曲です。おススメ。
ショパン:ノクターン第2番/MUSE「United States of Eurasia」
同じくUKロックバンド、ミューズの曲。同じアルバムに収録。
モーツァルト:“レクイエム”より「Lacrymosa」/Evanescence「Lacrymosa」
グラミー賞も獲得したアメリカの人気ロックバンド。グラミー賞受賞後の2ndアルバムに収録。これも”レクイエム”の曲背景と歌詞をリンクさせた良カバー。
ブルックナー:交響曲第5番/ザ・ホワイト・ストライプス「Seven Nation Army」
アメリカのロックバンド。イタリアでサッカーのテーマソング的扱いをされているアンセム曲。取っつき辛いブルックナーを、激キャッチーなギターリフに落とし込んだセンスの凄い曲。
ドヴォルザーク:ユーモレスク第7番/ジャック・ホワイト「Humoresque」
ホワイトストライプスのギター兼ヴォーカルによるソロ。ユーモレスクの新たな側面を引き出したアコースティックカバー。
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番「レニングラード」/Fall Out Boy「The Phoenix」
アメリカのロックバンド。活動休止から復活した彼らのカムバックと、クラシック曲のリバイバルを「何度でも蘇る不死鳥」に擬えています。
グリーグ:組曲《ペールギュント》/ Ritchie Blackmore’s Rainbow「Hall Of The Mountain King」
ディープパープルのギタリスト、リッチー・ブラックモアのバンド。「山の魔王の宮殿にて」と「朝」を引用。
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番/MORRISSEY「The Teachers Are Afraid Of The Pupils」
イギリスのレジェンドロックバンド、The Smithsヴォーカルのソロ。なぜモリッシーがショスタコーヴィチをサンプリングしているのか、曲の本質に迫ります。
プロコフィエフ:組曲《キージェ中尉》より「ロマンス」/スティング「Russians」
イギリスのロックバンド「ポリス」からソロデビューした歌手。冷戦に対するメッセージを、ロシア人であるプロコフィエフをカバーする事で表現した泣ける名曲。
プロコフィエフ:《ロメオとジュリエット》より「モンタギュー家とキュピレット家」/The Qemists「GOT ONE LIFE」
ダンスミュージックとロックを融合させたバンド。カッコいいサウンドです。
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第一番/Robby Valentine「Concerto for the Unconditional Love」
オランダのロックバンド。
チャイコフスキーやベートーヴェンのパチモンのようなメロディにQUEENとELOの要素を加え、更に大仰&劇的&キャッチーに仕上げた闇鍋曲。
グレゴリオ聖歌「怒りの日」「終祭誦」・交響曲第9番「新世界より」/After Crying「Nwc: New World Coming」「Paradise Lost」「Remote Control」
ハンガリーのバンド。時代が流転していく様を、グレゴリオ聖歌と《新世界より》の引用で勇壮&退廃的に表現した名曲。
ワーグナー:歌劇《ニーベルングの指環》より「ワルキューレの騎行」/The Aquabats!「Playdough!」
アメリカのロックバンド。「ワルキューレの騎行」をサーフロック調にアレンジ。
ボロディン:だったん人の踊り/Julia Lima「Fly Away」
ロシアのソプラノ歌手。ラウドロックにEDMを加えた、クラシカル・ミクスチャーロック。おススメの一曲。
マーラー:交響曲第1番「巨人」/スライ&ザ・ファミリー・ストーン「Underdog」
スラップベースの伝道師、ラリー・グラハムが所属していたファンクバンドの曲。超かっこいいです。
シューマン:《詩人の恋》より 「美しい五月には」/GFRIEND「Summer Rain」
韓国の女性グループ。シューマンの歌曲の旋律のみを引用し、オリジナルの歌詞に含みを持たせている。趣のある引用。
ヴィヴァルディ:協奏曲集《四季》より「冬」/FTIsland「Missing U」
こちらは韓国のバンド。上手く「冬」を引用しています。
モーツァルト:交響曲第40番/東方神起「Tri-Angle」
こちらもK-POP。BoAや韓国のバンドと共演している、クラシカルミクスチャーロック。
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番『レニングラード』/ Brown Eyed Girls「Sixth Sense」
韓国の4人組女性グループ。「レニングラード」をサンプリングしたトラックに乗せて、自由と解放・融和を呼びかける曲。そして架空の共産主義国家をクーデターへ導くMV。これはつまり…
ベートーヴェン:エリーゼのために/IVY「sonata of temptation」
韓国の歌手。2007年に韓国で大ヒットした楽曲。曲はカッコいいけどMVは曰くつき。
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番/Son Bo Ram「Happy Happy」
韓国ドラマ《マイガール》サウンドトラックに収録の楽曲。150年前の哀愁ダンスナンバーを現代風にアレンジ。